ぐみちゃんの日々 16歳の闘病生活

16歳 心臓と腎臓に疾患のあるぐみちゃんの闘病日記

ガリガリになっていく毎日

自分が小学生の時から飼い始めた一番最初の愛犬。

夏休みの旅行に連れてって一緒にソフトクリームを食べたり真冬はダムに一緒に行って寒いからとジャンバーの中に一緒に包まって温まったり一緒にお風呂入ったりもした。本当によく食べるポメラニアン。ただ他の子とは違って体格が小さい。仔犬の時に「この子は長生き出来ないし他の子より大きくならない」と獣医に言われた。あれから16年…。

思い出を沢山くれる相棒になってくれました。

元々咳は酷かったけどここ最近で急に酷くなった。病院に連れてって咳は治ったけど食欲は戻らず…。日に日に元気になって急にグッタリし出して…このまま逝ってしまうんじゃないかって恐怖で仕事にも身が入らない。眠れない。

ぐみちゃんが死ぬことと比べたら趣味も捨ててやる。そのお金で沢山美味しいもの食べてもらって沢山身体拭いてあげるし色々なことしてあげる。限られた命。後何年持つのかな?

小学生の時は何処でも泣ける。大人になったらそんな人前で泣くわけにもいかないし「死なないで!獣医さんまだこの子を生かせて下さい!まだ一緒に過ごしたい!!」なんて取り乱すわけにもいかない。「生きているものいつかは死ぬ」なんて聞き飽きた。

カリカリのご飯食べなくなっちゃったな…スープ系も何故か食べないな…。最近はシリンジにご飯入れて根気よくゆっくり食べてもらう。何時間かかってもいい。

小さい頃はよく子守りしてもらったよ。大人になっても遊んでもらった。受験に失敗して泣いてる時にほっぺ舐めてくれたよね。もう何年前の話だろう…。

死に目にあいたいから進路をずらした。それをする価値すらあると思っていた。お別れの時は俺も前に進む時だ…と。ただそんな日は来て欲しくない!

ガリガリになっちゃうよ?もっと食べてよ。腎臓悪いから俺が食べてるものあげられないね。でも嫌いになったわけじゃないよ。大好きだから俺も我慢する。後ろ足が弱って肋がはっきり見えてる。長毛だけど分かる。「この身体で必死に生きてるんだ」。

後2ヶ月で誕生日。来年の11月まで生きてほしい。最後の春夏秋冬を噛み締めたい。また雪の中駆け回る姿見て皆と笑いたい。叶わないのかな?

ちょっとでも夢が現実になるように必死に頑張るよ。辛いだろうけどぐみちゃんも頑張ってね。

 

昔祖母に言った。「おばあちゃん孫がもう一人増えたね!」祖母は笑った。今や祖母と同じぐらいの年齢。

後に生まれてきたくせに俺より先に歳取って思い出沢山残して逝ってしまうなんてズルい!不老の薬があれば…若返る薬があればどれだけ欲しいか。不死の薬はいらない。俺が死ぬ時に共に逝くから。この子人懐っこいけど他の動物には心開かないから。虹の橋で一人ぼっちで私たちが逝くまで80年間寂しくないか心配。

毎日病院に連れてってあげてたらもっと元気だったのかな?この間まで元気だったのに急に弱りすぎだよ。まだ心の準備も出来てない!

せめて最後の春夏秋冬いっぱい思い出作りたい。

まだ間に合うよぐみちゃん…根気よくご飯食べよ?ゆっくりで良いから。

「逝きたい」なんて言わせない!「生きたい!」と言って!

顎の力弱るとダメだから少しずつ鍛えていこう。足の力弱るとダメだから少しずつ歩こう。

最近仕事忙しくて残業続きだったし暑いし蚊も飛んでるから散歩行けてなかったもんね。ごめんね…。

動物病院で中には目が真っ白になってる子、おしっこ我慢出来なくてペットシートに包まれてる子、自力で立ち上がることも出来ない子、酸素室が必要な子沢山いる。まだまだ自分で立てるし水も飲める。トイレもちゃんとする。たまに失禁しちゃうけどね。 

このブログから2年後に「まだ生きてるよ」って言えるのが唯一の願い。

でもまた「もう1年!」って欲が出ちゃうんだろうなぁ。

前みたいに沢山笑って飛びついて。「お腹すいたぞ!ご飯まだか!!」って怒って。

 

まだまだ生きようね。一緒に居ようね。